私の夫はうつ病で一か月間、仕事を休職していました。
私は子供が二人いる専業主婦なので、はじめこそ夫のことを心配していましたが、
だんだんお金のことが不安になりイライラ…。
でも夫は病気なので責めるわけにもいきません。
そんなうつ病の夫へのイライラする気持ちと夫への接し方を書いてみました。
うつ病の夫への気持ちが心配からイライラへ変わった時のこと
夫は仕事の忙しさとつらさから、うつ病になってしましました。
そしてお医者様から一か月の休職をすすめられました。
今、思い出すだけども、私も辛くて苦しくなってしまいますが、
うつ病と病院で言われた時期は
「仕事をやめたい」「もう会社に行きたくない」
と言ったり、
すごくめまいがするようで「クラクラする」
と言ってずっと布団で寝ていました。
その時に仕事を教えてくれている上司の人がどうにも合わない人だったようで、
うつ病と診断される直前まではなんとか耐えながら仕事に行っていましたが、
一度「もう無理だ」と思ってからは「仕事に行かなくては」
という緊張の糸が切れひたすら布団で寝ていました。
「こんなに長時間寝られる物なの?」と心配になるくらい、
ずっと寝ていましたが、数時間しか睡眠がとれない日々が続いていたので、
夫には必要な時間だったようでした。
休職して最初の一週間くらいはそんな感じで毎日を過ごしていたので、
わたしはずっとこのまま寝てばかりの状態が続いたらどうしよう、
ちゃんと元気になるのかなと心配していました。
「このまま旦那が仕事できないなら、私が仕事しないといけないよね」
「でも旦那の給料と同じくらいの額を、ずっと専業主婦だった私が稼げるわけない」
「でもこのままの状態が続いたら、家のローンも払えなくなってしまう…」
いろんな不安が頭の中をグルグルしていました。
でもとりあえずは一か月見守ろうと決めたんだし、
と心配な気持ちを抑えながらなるべく普段どおりに見えるように生活していました。
しかし、一週間ほどゆっくり寝て十分休むと、
早起きではないにしろ午前中に起きられるようになり、
庭の手入れをしてくれたり、夕食を作ってくれるようになりました。
寝付けなくて睡眠薬を飲んだり、朝は起きるのが遅めでしたが、
普通の生活が送れるようになったきました。
そうなると、すごく心配して不安だった気持ちが消えて、
「早く仕事に行って欲しい」
という気持ちが出てきました。
子供たちがいない平日は二人でランチ行って、
美味しいものを食べるとそれなりに楽しく過ごせますが、
「仕事しないで、お金使ってばっかりってわけにはいかないんだよー!!」
と心の中ではイライラする気持ちが出てきました。。
でもうつ病の事をいろいろ調べる中で、
うつ病は再発する確率が高い病気であり、
無理をすると余計に悪化するといったことを知り、
内心はイライラいながらも何も言わず見守ろうと思っていました。
うつ病の夫への接し方
元気になりかけた夫を見て、最初はすごく心配してたのに「早く仕事行きなよ」と思い始めた私…。
でも、再発を防ぐためには完全に元気になってから仕事に行った方がいい、
無理をさせてはいけないと、
うつ病についていろいろ調べているうちに知りました。
また、うつ病になってしまう人は自分を責めてしまいがちになるということでした。
なので休職中、夫が普通に起きて生活できるようになってからも、
心の中ではお金の事が不安ではありましたが、
いままでどおりに夫に接するように気を付けていました。
一緒にテレビ見て笑ったり冗談を言い合ったり。
たまに「あ~、このままじゃやばいよなあ」と落ち込んだようなことを言っても、
「今はゆっくり休めばいいんだよ」と明るく答えていました。
本当は心の中は不安でいっぱいでしたが、
そんなことは感じさせないように明るくふるまっていました。
私が暗くなると、「こんなに不安にさせて申し訳ない」
と夫の気持ちも落ち込んでしまうと思ったからです。
あとは、うつ病の人の家族もうつ病になりやすいと聞いたので、
私もいろいろ考えて暗くなってうつのような状態になりたくないので、
あえて明るくふるまうようにしていた、というのもあります。
こんな感じで、夫を責めないように、また自分も暗くならないように、
明るく普段通りの接し方を気をつけていました。
「私は明るくふるまわなきゃ」
「私はうつになるわけにはいかない」
と自分に言い聞かせていました。
でも、わたしもやっぱり無理していたんですよね。
でもだんだん、不安が大きくなってイライラがつのって、
ある日つい夫を責めるようなことを言ってしまいました。
夫は休職中、うつ病の人のための認知行動療法についての本を買って読んでいました。
ひととおり読んだのですが、その後はその本に書かれているワーク(課題)
をやるのかなと思ったのですがやらなかったんです。
そして、スマホのゲームで遊んでいました。
だからつい言ってしまったんですよね。
「ゲームばっかりしてないで、ちょっとは考えることをしたら?」(ワークに取り組んだら)と。
私は、認知行動療法のワークをすることによって、
今後うつ病を再発しないような考え方を身に着けて欲しかったのですが、
夫はそのワークをしても成果がでる気がしなかったようです。
私は、ゲームするなと言いたいわけではなく、
今後うつ病にならないようにワークに取り組んで欲しいと言いたかっただけなのですが、
「働かないでゴロゴロして、なんなの?」という気持ちがあり、
つい嫌な言い方になってしまいました。
すると夫は「仕事を休んでいることを責められた」と感じたようで、
気持ちが落ち込み再び寝込んでしまいました。
せっかく、普通に朝起きて家のことをしたり、出かけたりできるようになっていたのは、
私はなんてバカなことを言ってしまったんだろうと思いました…。
さいわい、一日寝ただけで、元の状態に戻ったので良かったのですが、うつ病の人を責めてはいけないと、強く感じたできごとでした。
うつ病の夫への接し方で私が学んだことのまとめ
うつ病の人は心が弱っている状態なのに責めるような言葉を言うのは、
弱った心をさらに傷つけてしまうとわかりました。
夫の様子をそばで見ていて、布団から出れなくて寝ていたりすると、
辛そうだなというのはわかりますが、心の中までは分かりません。
普通に生活できるようになったのをみて、治ったと勘違いし、
責めるような言葉を言ってしまったのは夫に本当に申し訳なかったと思っています。
やはり、夫の気持ちを落ち込ませないように、明るく接することが大事だなと思いました。
夫は今はうつ病になる以前のようにきちんと会社に行っています。
またうつ病になることは考えたくありませんが、
もしまたなってしまったら、
絶対に責めないで明るく接して見守ろうと思っています。
以下のmemoも、良かったら参考にしてください。
うつ病の夫のことを書いた記事のまとめ
コメント
共働きだった妻がうつ病で働けなくなって二年が経ちました。
イライラしてしまう気持ち分かります!共働きでギリギリだった生活は火の車。せめて子供だけの食事でもと家事もやっていますが、妻は寝てばかり。起きるのは昼過ぎみたいです。
正直、イライラしかしていません。
この記事を読んで、旦那様に優しく出来る気持ちが芽生えるなんてすごいと思います。
頑張ります。
うちは私が専業主婦なので、夫に頑張って仕事に復帰してもらうしかないので、イライラして責めないようにしていました。
奥様がうつ病なのも大変ですね。mihimaさんも、頑張り過ぎないでできるだけ無理せず過ごしてくださいね。
共感する部分が多く、コメントさせていただきます。
30代の主婦で、小学生と幼稚園生の子供がおります。
主人が鬱になりました。
かろうじて仕事には行っていますが、ミスが続き、暗い顔をしています。
神経質な上司に参って、全てにおいて不安・自信喪失しています。
ただ、我が家の場合、この上司のもとで働くようになってから単身赴任なんです。
月に二度ほど帰ってきてはいますが、体調不良も合わせて苦しんでおります。
病院には自分で行き、安定剤をもらってるようですが、効いてる感じは一切ありません。
職場に申告すればいいのに、言おうとしません。
職場には産業カウンセリングなど、色々あるようなのに、私には弱音を吐いても、上に言わないんです。
主人の場合、休みたいではなく、思いっきり働きたいというのもあるのに、神経質な上司に制限されている・・・ならば、それを上に言えばいいのにと思うんですが、弱音を他人には言いません。
男のプライドでしょうか?
ご主人は、会社に休職を申し出ること、躊躇しませんでしたか?
年齢的にも転職も厳しいので、別な場所に変えてもらいたいんですが・・・それを言わない。
家族としては、どうしていいやら・・・で、マイナス思考な旦那にイライラします。
というか、今までうつなんて弱い奴がなる、俺には無関係と言っていた側の人間なのにって感じです。
でも、それを言わないようにはしていますが、こっちまで引き込まれるというか、胃が痛くなります。
奥さんも具合悪くなりませんでしたか?
うちの夫は、無理して仕事に行っていて、ある日突然起きれなくなり、心療内科に行って「うつ病だから仕事は休職しましょう」とお医者さんに言われて休職することになりました。
起き上がれなくなるちょっと前から、仕事がつらくなって休みたいと思っていたようなので、休職した方がいいとお医者さんに言われて、休めることになって良かったようです。
ちゃあさんのご主人はお仕事休みたいとは思っていなさそうですね。
でもうつ病と診断されているのに、現状のつらい状況のまま仕事を続けていると、症状が悪化しそうで心配ですね…。
私も具合悪くなりそうでした…。
でも、まさか二人してうつで寝込む訳にもいかないし、子供たちもパパがずっと休んでるのはわかってるので、その上ママまで寝込んでしまったら子供たちも精神不安定になってしまいそうなので、あまり気にしないようにしていました。
もちろんすごく心配だし、イライラしてたけど、気にすればするほど、自分も病んでいきそうなので、夫のことはあんまり考えないようにしていました。