高熱が出たときにおきることがある異常行動を、熱せん妄といいます。
このmemoでは、小さな頃から熱せん妄と思われる症状を繰り返していた子供の体験談を紹介しています。
熱せん妄を繰り返す子の体験談 高熱のたびにおきる症状
もともと幼児の頃から敏感だった息子が初めて熱せん妄かなと思われる症状がでたのは3歳の頃でした。
風邪の熱で39度ぐらいで布団に入り苦しそうに寝ているのを心配してましたが、眠っていたので私も横で休むことにしました。
数時間は休めるかなと思っていたら横で寝ていた息子が急に起き上がり「怖い!怖い!」と急に泣き叫びました。
初めての事で私もびっくりしてしまい何か見えないものでも見えてるのかととてもおびえてしまいました。
その時はどうしていいのかわからず「どうしたの?」「大丈夫だよ」と声をかけることしかできず、しばらくしたら落ち着いてまた寝てしまったという感じでした。
時間もほんの数分だったかもしてませんが、とても長く感じ、その後から同じことがおきたらどうしようと怖くて熟睡できなくなりました。
子供の高熱はなかなか自分も休めなくとてと大変と思った記憶です。
インフルエンザの異常行動と似ている熱せん妄の症状
ちょうど同じくらいの時期にインフルエンザで効く薬が出始めた頃で、またインフルエンザで異常行動が出るというニュースが流れ始めた時期でもありました。
息子の高熱時に起こる急な泣き叫びは歳を重ねても続き、同じ症状はないか?対処法は?と色々自分で調べたところ初めて「熱せん妄」と言う言葉を知りました。
インフルエンザの異常行動ともとられそうでしたが、我が家の場合インフルエンザではなくても高熱がでると異常な行動をしていましたので息子は熱せん妄ではないかと思いました。
熱せん妄のでるタイミングと行動
息子の熱せん妄の出るタイミングは、熱の出始めより上がりきってしまってから、寝ているのに急に起き上がって泣き叫ぶ感じです。
出方は歳を重ねても大体同じで、行動は年齢とともに変わっていきました。
小学校低学年の頃はいきなり起き上がりどこかを指さして「来ないで!いやだいやだ!」と泣き叫んでみたり。
また、いきなり正座をして「ごめんなさい!ごめんなさい!」と謝りだしたり。
とにかく何かが怖くて何かに謝る。
なんだか普段我慢させてる事が無意識に出てるかと思い、私自身がなぜか落ち込んでしまったりもしました。
高学年になると泣き叫ぶはなくなり、いきなり話し出す。
多分気になってる事なんだろうなって事が伺える内容であったりもしました。
中学生になるといきなり玄関に行こうとしたりと体で止めたこともあり。
これがニュースになったインフルエンザによる異常行動とまったく同じで、正直いつまで続くのだろうと将来を心配しました。
熱せん妄の異常行動にいたる正体?
そんな中学生のある日息子本人が「高熱がでるとTVのザーザーいうのが表れて怖くなった」と教えてくれました。
そこで、これがこの子の熱せん妄行動にいたる正体だったのかも!と思い、息子に「今度その映像が見えたらがんばって起きてみて!大丈夫だから!怖くないよ!」と伝えてみました。
それから、高校一年の頃の高熱では自分でコントロールできたのか熱せん妄の症状はでなくなりました。
また病院にかかったときにその旨をお医者様に話をしましたが、なんとも判断はできないとの事。
とにかくお医者様からは目を離さないこと!を念押しされました。
熱せん妄に対する心構え
熱せん妄とは子供が高熱の状態で起きるので親も不安になりますが、私は熱がでたら熱せん妄がついてくるといつも心構えをしていました。
そうすることで慌てることなく冷静でいられました。
小学生のころまでは、熱せん妄が始まったら「冷静に普段とかわらない態度」「声をやたらにかけない」「ただ黙って近くに寄せて抱っこや手を握る」と言う行動をしました。
そうしたら数分で落ち着いてまた眠りにつく。この繰り返しです。
また、目を離すことなくいる事にとても気を付けました。
想定外を想定しておくことも大切かもしれません。
つい最近二十歳になった息子は遠く離れた土地で暮らしています。
健康も自分の体質を知るのも大人の仕事です!とお祝いの言葉をおくりました。
まとめ
熱のたびに何回も熱せん妄が起きると心配になりますよね。
数分でおさまるのであれば見守るしかないですが、泣き叫んだりする子供の姿をみるとなかなか冷静ではいられませんね。
熱せん妄になった小学生の体験談 救急車を呼びましたこちらも熱せん妄になった体験談です。
子供が熱で突然笑う 熱せん妄の体験談と小児科医に聞いた話
コメント