幼稚園年長の次男は、幼稚園でインフルエンザが流行している時に、流行りに乗ってインフルエンザに感染してしまいました。
しかも、A型とB型に同時になりました。
ちなみに、予防接種はしていません。
そんなわが子の、インフルエンザになった体験談を紹介します。
インフルエンザ A型とB型に同時に感染した体験談
インフルエンザの流行のピークは、例年1月から2月の時期ですよね。
しかし、幼稚園年長の次男がインフルエンザのA型とB型にかかった年は、11月終わりごろからインフルエンザが流行し始めたのです。
まず、長男が通う小学校でインフルエンザが流行し始め、1年から3年の低学年のクラスは9クラス中、4クラスが学級閉鎖になるほど流行しました。
さいわい、小3の長男のクラスは学級閉鎖にならず、長男もインフルエンザにかからず安心していました。
発表会直前にインフルエンザが流行りはじめる
しかし次男の幼稚園でも、インフルエンザにかかる子が増え始めてきました。
しかも一週間後の12月初旬には、幼稚園の発表会がある時期だったのです。
うちの子はは年長さんなので、幼稚園最後の発表会。ぜひ、最後の発表会には参加して欲しいです。
でも年少さんクラスで流行りはじめたので、「うちの子がいる年長は、インフルエンザが流行る前に発表会になるかな~」とのんきに考えていました。
子供の幼稚園からはインフルエンザが発生するとメールで、「〇〇組でインフルエンザが発生しました」とお知らせをくれます。
数日間は、インフルエンザにかかったとメールが来たのは 一日に1~2人だったのですが、発表会の二日前に10人以上がインフルエンザにかかって欠席とのお知らせが!!
子供と同じクラスの子もインフルエンザにかかっています。
「うわ~、一気にインフルエンザが広がってきたな」と思い、インフルエンザがうつったら困るし、翌日は幼稚園を休ませようかなと考えていました。
子供も発熱 インフルエンザの可能性大
しかし次の日の朝、起きてきた子供が「あたまがいたい」と言ってきました。
熱を測ると、37.5℃。
とても微妙な熱です。
もちろん幼稚園は休ませました。
子供は朝ごはんも食べず、テレビを見ながらぼーっとしています。
私は家事をしながら子供の様子を見ていたのですが、気づくと顔が赤く体も熱くなっていました。
熱を測ると、38.8℃。
午前10時頃のことです。
「これはインフルエンザかも…」と思いました。
子供はつらそうに横になっています。
すぐにでも病院に検査に行きたくなりましたが、インフルエンザの検査は発症してから12時間以上たたないと正確な結果がでないといいます。
発症とは発熱した時間からではなく、頭痛やさむけ・鼻水など何か症状が出た時をいうようなので、子供の場合「頭が痛い」と言い出した朝の6時過ぎを発症した時間と考えました。
そう考えると、インフルエンザの検査をするのは夕方6時過ぎがベストなのですが、かかりつけの小児科は診察時間が5時まで。
ちょっと検査をするタイミングとしては早いのですが、5時ぎりぎりに小児科に行き、インフルエンザの検査をしてもらいました。
インフルエンザの検査の結果、A型とB型の両方に同時に感染していることが判明
地元の小児科だったので、先生も子供の幼稚園でインフルエンザが流行ってるのはご存じでした。
すぐ検査をしてもらいます。
長い綿棒のようなもので、鼻の奥をグリグリして鼻水をとります。
子供は「やだ~。ぎゃ~!!」と叫びましたが、検査のためには仕方ありません。
そのまま、診察室で少し待ちましたが、なかなか線がでてきません。
「うすく、線がでてきたね」
と、先生が言って検査スティックを見せてくれましたが、Aの所にほんの少し薄く線が見える程度でした。
でも幼稚園でも流行ってるし、薬処方するねと言ってくださり、「イナビル吸えるかなー」と先生が悩んでいるうちに線がはっきり出てきました。
そして看護婦さんが「Bの所にも線が出ていますね」と。
私が「えっ、そんなこともあるんですか」と聞くと、先生が「たまにあるんだよね~」とおっしゃっていました。
でもAもBも両方でるからといって重症だとかそういうわけでもないらしく、私は初耳で驚きましたが、先生も看護師さんも慌てた様子もなく落ち着いた反応でした。
きちんと吸えたのでイナビルが処方されることに
イナビルは、粉を吸って吸入する薬なのですが、練習用に吸うと音が出る笛のようなものがあり、子供が吸ってみるとちゃんと音が出ました。
練習用の笛の音が鳴るくらいきちんと吸えると、薬もちゃんと吸えるらしく、先生が「これなら大丈夫だね」と言っていました。
子供は6歳なのですが、6歳だと吸えるか吸えないかちょっと微妙なようです。
でもうちの子ははきちん吸えると判断され、イナビルを処方してもらえました。
イナビルが吸えないと判断された場合は、タミフルが処方されるそうです。
タミフルは処方されると、五日間飲み続けなくてはいけませんが、イナビルは一回吸入するだけで五日間治療の効果が持続するそうです。
一回だけでいいというのは、お世話をする親としても楽でありがたいです。
イナビルの子供の吸入方法を薬剤師さんに教えてもらい、子供に自宅で吸わせました
薬局で薬剤師さんから、イナビルの吸入方法を詳しく教えてもらいました。
・イナビルは容器の中に、粉末状の薬が入っていること
・容器に向かって息を吐いてしまうと、薬が飛んで出てきてしまうので気をつけること
・勢いよく吸い過ぎると、むせてしまうのでそんなに強く吸う必要はないこと
などを注意点として聞きました。
そして熱で苦しくてハアハアしているとうまく吸えないかもしれないので、処方された解熱鎮痛剤のカロナールを先に飲んで薬の効果が出て、少し落ち着いてからイナビルを吸うのもいいかもと教えてもらいました。
その場合、イナビルを吸うのがあまり遅くなってしまうと効果が出なくなってしまうので、吸うのが遅くなり過ぎないように気をつけて下さいと言われました。
そして吸うときは、座って落ち着いて吸うといいそうです。
吸うときには、ふーっと息を吐いたあとにイナビルの容器を深くくわえて吸うと、こぼれなくていいかもとのことでした。
イナビルの具体的な吸入手順
・イナビル容器を持ち、底面を机などでトントンして薬を容器の底面に集める
・イナビル容器の1のシールを貼っている部分を押し、右側にスライドさせる
・底面にある空気穴をふさがないように持ち、イナビル容器を深くくわえ、薬を吸う
・次に2の部分を押し、左側にスライドさせ上記手順と同様に吸う。
以上を二回、できれば三回繰り返す。
イナビルを子供に吸入させてみた
自宅に帰り子供に、
「これはインフルエンザを治すお薬なの。
吸うと粉が出てくるからちょっとびっくりするかもしれないけど、吸ってみよう」
と話して、吸わせてみました。
容器に息がかからない所で息を吐かせ、容器を持たせて「ゆっくりすってごらん」と声をかけ吸わせました。
ゲホゲホして薬を出してしまうかなと思いましたが、うまく吸えたようです。
子供に粉みたいなの出てきた?と聞くとうなずいたので、ちゃんと薬が出てきたようです。
薬剤師さんが口のなかに残ってる薬が気になるようなら何か飲んでもいいといっていたので、合間にスポーツドリンクを飲ませながらイナビルを吸うのを二回繰り返しました。
三回目もやって欲しかったのですが、子供が嫌がったので二回やって終わりにしました。
どのくらい残っているか気になったので、イナビルの容器をひっくり返して薬を出してみましたが、ほんの少しでてきただけだったので、なんとか吸えていたようです。
次男は長男のマネをして、普段から薬はシロップではなく粉薬を飲んでいたので、粉が口のなかに入るのが抵抗なかったのが良かったのかもしれません。
その夜は熱が上がってかなり苦しそうでしたが、薬のおかげか翌日には熱も37.4℃とほぼ下がり、その後は熱もあがることなくインフルエンザの症状は落ち着きました。
まとめ
インフルエンザのA型とB型に同時にかかってしまうなんてびっくりしましたが、そんなに珍しいことでもなかったようです。
ママ友や幼稚園の先生にも、そんなことあるんだと驚かれました。
吸入薬のイナビルを子供に吸わせるのは初体験でしたが、なんとかうまく吸えてインフルエンザの症状が収まるのも早くて良かったです。
まさか12月になってすぐにインフルエンザになるとは思ってもみませんでした。
インフルエンザの予防接種はしていませんでしたが、重症化することなく治って良かったです。
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